事業をしている人なら、法人口座を持っている人も多いと思います。
私も個人事業主でしたが、申告所得が一定額を超えた頃に法人成りしました。
自分が代表者の法人名義で銀行普通預金と証券口座も開設しています。
法人名義の普通預金口座の入金手数料
法人名義の普通預金口座からATMで入金しようとすると、口座のある銀行のATMで平日営業時間内なら手数料はかかりませんが、提携ATMで法人名義の普通預金口座に入金する手数料は、平日営業時間内なら100円+消費税、営業時間外や祝祭日の利用なら200円+消費税の手数料が発生します。
個人名義ならATM手数料無料の優遇策が多いのですが、法人名義の普通預金口座には、優遇策がほとんど無いので、入金でも手数料を取られてしまうのですね。
私も、法人名義のネット銀行口座にコンビニATMから入金した際に108円の手数料を取られて「え!、なんで?」と思ったことがありますw
ATM対応比較 | 郵便局 | セブン銀行 | ローソン | 三菱東京 | 三井住友 |
ジャパンネット銀行 | △ | △ | △ | × | △ |
楽天銀行 | △ | △ | △ | × | × |
住信SBIネット銀行 | △ | △ | △ | × | × |
セブン銀行 | △ | △ | × | △ | △ |
りそな銀行 | △ | △ | △ | △ | △ |
三菱東京UFJ銀行 | △ | △ | △ | △ | △ |
三井住友銀行 | △ | △ | △ | △ | △ |
みずほ銀行 | △ | △ | △ | △ | △ |
ゆうちょ銀行 | △ | △ | × | △ | △ |
△:利用できるが、入金に手数料が発生(条件を満たせば無料になる場合あり)
×:利用できない
法人名義の普通預金へ手数料無料で提携ATMから入金する方法
出金や振込手続きならともかく入金で手数料を取られるのは個人的に嫌なので、私が実行した法人名義口座へ手数料無料で入金する方法を2通り紹介します。
(1)ジャパンネット銀行の口座を使用する方法
ジャパンネット銀行は、提携ATMからの入金が3万円以上であれば、個人名義でも法人名義でも提携ATM(セブン銀行など)からの入金・出金の手数料が無料です。
また、ジャパンネット銀行は、法人名義証券口座の「即時入金」に対応している証券会社(SBI証券、楽天証券)があるので、法人の資金を投資に回すために法人名義の証券口座に資金移動したい場合、ジャパンネット銀行に入金してから証券口座に資金移動すれば、手数料が一切かかりません。
ただし、法人名義でジャパンネット銀行の口座を開設できていることが前提になりますね。
(2)住信SBIネット銀行の個人口座と法人口座を使用する方法
以下の方法は、少々手間がかかる裏技っぽい方法です。
会計処理のイメージは、法人から代表者個人に資金を貸付して同日に返済してもらうという処理になります。
① 法人名義口座のある銀行ATMから、平日営業時間に手数料無料で現金出金する
② 住信SBIネット銀行の個人口座用カードで、提携ATMから①で出金した金額を入金する ※1
③ 住信SBIネット銀行の個人口座から法人名義の住信SBIネット銀行口座に他行振込する ※2
④ SBI証券(法人口座)のサイトから上記③で資金移動した金額を「即時入金」する
※1 住信SBIネット銀行の個人口座は、提携ATMからの入金は、無条件で手数料無料です
※2 住信SBIネット銀行の個人口座は、他行宛振込手数料が無条件で月に1回だけ無料、ランク2なら月に3回無料です
※3 住信SBIネット銀行のスマートプログラムのランク達成条件の詳細はこちら
3.最後に
今回紹介した方法は、法人名義の普通預金口座のある銀行ATMとコンビニATMが近くに在って移動に時間がかからない場合にだけ有効ですね。
ATMのあるところへ電車に乗って出かける必要がある場合は、自宅やオフィスのパソコンから簡単に資金移動で済ませた方がいいと思います。
また、外出する時間を節約したい人、現金をもって移動するリスクを取りたくない人は、素直に手数料を支払う方法を選びましょう。